くらしの器と切子ガラスの店「結」
京都市中京区麩屋町通・御所南 器と切子ガラスのお店「結」

―― 陶芸の道に進んだきっかけは?

小さな頃から絵を描くのが好きで、よく水彩で絵を描いたりしていました。半面スポーツも大好きで、小中学校とバレーボールを続けていました。

そのせいか、身体を使って作る陶芸に魅力を感じました。作る作業自体が楽しそうに思えたんです。
立体だから奥も深そうだし…。
そこで、芸大で陶芸を学ぶことにしました。
父親が建築関係の仕事をしていることも、影響しているかもしれません。

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作家紹介

――作風はずっと今のままですか?

芸大を出て10年以上修行していた「常秀(つねひで)工房」には登り窯があって、琉球王朝時代から続く「壷屋焼」などを作っていました。
また江戸時代の陶芸家 尾形乾山などの骨董や、民芸陶器で有名な人間国宝の島岡達三さんが好きだったこともあって、最初のころはもっと、民芸っぽい作風でした。

沖縄県中城村在住
1969年 沖縄県那覇市生まれ
1996年 沖縄県立芸大工芸専攻卒業
1996年 沖縄県読谷村「常秀(つねひで)工房」にて、
島袋常秀氏に師事

2008年 沖縄県中城村にて「陶房 火風水」開窯

――願いと夢を聞かせてください。

みんなが集まった食事の場で、器がきっかけで話がはずみ、明るく楽しい雰囲気になったらいいな、 いつも、そう思いながら創作しています。

よく、もったいないから飾っておくという方がおられるんですが、使うともっと楽しくなります。普段使いの器として、どんどん使っていただきたいですね。

将来は建物の内装用の大きな陶壁とか、壁に埋めるワンポイントの陶器の飾りなんかにも、チャレンジしてみたいです。

でも、そこに自分の色を重ねたくて、いろいろと試行錯誤しました。そしてたどり着いたのが沖縄の海の色です。最近ようやくこの色が、安定して出せるようになってきました。

沖縄の骨董も好きなので、琉球の「赤絵」を活かしながら、やはり大好きな古伊万里の菊唐草紋などを取り入れるなど、新しい試みにもチャレンジしています。

大好きな沖縄で感じたことを
そのまま表現していきたい


建物用の大きな陶壁にもチャレンジしたい

― 陶房 火風水(ひふみ) ―

Okuhira Kiyomasa

――陶芸の魅力は何でしょう?

頭の中で想像したものが形になる。それがいちばんの魅力です。創作しながら形が浮かんでくることがよくありますが、陶芸なら浮かんだイメージ通りに形を作ることができます。

もちろん、うまくできないときもありますが、そうした難しさもまた、挑戦できる楽しみだと感じています。

陶芸は奥が深いのも魅力です。同じお皿でも、10年前の作品と今のものとではまったく違います。その時々の暮らしの中で、体験したり感じたりしたことのすべての要素が、器に反映されるからでしょう。

奥平 清正
感じたことが全部、器に現れる。
それが陶芸の魅力

沖縄で生まれ育ち、琉球の伝統技法を学んだ奥平清正さん。深みが合って透明感のある独特の緑色が、沖縄の香りを運んでくれます。古伊万里の菊唐草紋を取り入れるなど、新しい試みにも挑戦し続ける奥平さんに、陶芸や沖縄の魅力などを語っていただきました。

――沖縄に特別な想いがありますか?

沖縄はのんびりして、人もいいし、明るい土地柄だと感じています。海もきれいですし。特に離島の海の色はすばらしい。場所や季節や光の具合で海の色が変わって、見ていると感動します。

僕は沖縄で生まれ、陶芸を学び、今も沖縄で作品を作り続けています。その中で感じたことを、そのまま表現していきたいと思っています。特に沖縄の自然から創作のヒントを得ることが多いですね。

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